心理、精神 教育、子供 輪廻転生・生まれ変わり

子どもの〈異常な言動〉には、不運な前世の生まれ変わりにあった!

 

みなさん、こんにちは。

子どもにはそれぞれに個性があります。

その個性が良い方向に目覚めて成長していけば、素晴らしい魅力的な人間になっていくことはわかりますね。

でも時には、まったく私たちの常識的な理解を超えた、〈破壊的〉あるいは、〈破滅的〉な、とも思われる言動をする若者(だけではないですが)がいるのです。

 

これを、どう考えるか、というのが今回のテーマです。

 

Contents 目次

1、常識のレベルを超えた、子どもの〈異常〉

1、弟を「殺しちゃったら⁉︎」と言う8歳の娘

 

子どもがその成長する時の発達段階において、「反抗期」という時期があることはご存知でしょう。

自我が芽生えて発達していく時期においては、もっとも身近な大人である親に対して、「反抗的な」態度をとることによって、自分を確立していくわけです。

 

しかし、その反抗が、あまりにも異常な場合があります。

その場合は、単なる反抗期とかいうものでは決して説明できない、大きな問題が背景にあるのです。

 

まずは、事例を見てみましょう。

娘はまだ8歳です。

娘は、ごく幼い頃から非常に変わった性格をしていました。ことに弟が生まれた直後から別人のようになったのが印象に残っています。生まれた弟に対して、まるで嫉妬の鬼と化したような感じでした。弟が生まれた時は、娘はまだ3歳でしたが、弟に対する反応が異常としか言えないのです。弟は生まれたての赤ん坊です。ですので当然のことながら、よく泣きます。

すると姉である娘は、「お母さん、うるさいから、殺しちゃったら!?」と言ったのです。まぁ、小さい子供の場合は、言葉の意味も内容もよくわかっていないまま、大人の真似をしておかしなことおいう場合はよくあります。でも、娘はもう8歳です。

娘は、「殺す」ということの意味をはっきりとわかった上で、このように言っているようなのです。家庭ではもちろん、そのような言葉は使ったことはありません。テレビドラマなどでもそのような激しい言葉を使うようなものは見せたことはありません。

さらにまた、親である私には、徹底して反抗します。それがいわゆる反抗期というようなもので説明できる程度のものではありません。もっと激しくて強いのです。私が何か、ちょっとしたことを言うと、「はい」とか、「ごめんなさい」などと言う言葉はぜったいに言うことはありません。

振り返ってみますと、娘が5歳の時に、あまりにもひどい言動に対して少し強く注意したところ、「お母さん、あんまりうるさく言うと殺しちゃうよ」と言ったことがあります。私は言葉に詰まり、思わずのけぞっていまいました。

その時の娘の目は、5歳の子供とは思えないような恐ろしさをしていたことを覚えています。今、娘は8歳ですが、ますます「すごみ」が増してきているように思います。娘が大きくなっていったならば、どのような人になるのか心配です。弟や親である私たちに、突然に危害を加えてくることがあるのではないかと、真剣に悩んでいます。

 

(写真はイメージです)

 

2、「思春期の問題」では説明できない

 

こうした子どもは、たまにいるようです。

この娘は、弟や親に対してあまりにも執拗なほどの悪意がある言動をとっているといいます。

 

そのため、これは見逃せないということで、このお母さんも、

「心を改めさせよう。きちんと躾(しつけ)をしよう」

と考え、必死で頑張っているわけです。

 

しかし、その度に、その何倍ものエネルギーで弾き返されるというのです。

まったく「取り付く島もない」という状態のようです。

こんなに小さな子供が、大の大人でもはね返してでしまうような迫力で、すごみの表情と語調で、

「殺すよ」

と言うのですね。

 

 

そうかと言って、普段の日常生活に関しては特に問題は見られない。

いわゆる「思春期の反抗期の問題」と言ったレベルではないのです。

ただ、弟や親に対する反応だけがあまりにも〈異常〉なのです。

 

だから、精神疾患とも思われないのですね。

 

3、異常な雰囲気で表現される

 

このような場合に考えられるのは、この娘さんが、前世において悲惨な死を遂げた人の生まれ変わりではないか、ということです。

その死の刹那の、苦しみ、悲しみ、憎しみ、後悔といった強い想いが、こころの奥底に刻み込まれたまま、生まれ変わって(輪廻転生した)きたのではないかと考えられるのです。

 

この娘の場合は、弟や親に対して「殺すぞ」といったような、他者を害する発言をしています。

が、人によっては、「死んでしまいたい」というように、自分に対してそのマイナスのエネルギーが向けられる人も多いようです。

その場合は、その子に自殺の危険性が高まる、ということが問題となってくるわけです。

 

他者に対してであれ、自分に対してであれ、それはあまりにもつよい感情とともに、異常な雰囲気で表現されるのです。

だからそれを目の当たりにした親たちは、面食らってどうにもできないのです。

これらは、通常の「反抗期」といったものではとても理解できないものであって、説明もつかないということが特徴です。

 

2、衝動的に〈破滅的な行動〉をする人たち

1、いつも〈幸福〉になれない女性

 

では、次の例をみてみましょう。

この女性はすらっとした体型のとても魅力的な人20歳代の女性です。彼女には、恋人がいました。その彼氏はとても優しく、一緒にいると幸せを感じるのです。

ある日、家で彼女が料理を作った時にも、彼氏は、「これ、すごくおいしいなぁ」と言って喜んでくれたのです。当然、そう言われた彼女は、とても幸せな気持ちです。でもそう思った次の瞬間、彼女は彼を包丁で刺し殺してしまおうとしたのです。

また、ある時には、彼と一緒にドライブに出かけました。彼の運転する車の助手席に乗って、景色の良い所を走っていると、とても気持ちがよく、幸せな気分になったのです。彼氏に「こんなに素敵なところがあったのね」と言った次の瞬間、彼女はいきなりハンドルに手をかけて、車を崖から落とそうとしたのです。

 

この女性は、普段はとても素敵な若い女性です。

しかし、ある時、ふと人格が変貌したかのように、衝動的に破壊的な行動を起こしてしまうのです。

 

彼女に言わせると、今、最高に幸せな状態だけれでども、次の瞬間も幸せでいられるかどうかわからない。

いや、きっと、そんな幸せなんか、すぐに終わってしまうに違いない。

だったら、この幸せの絶頂にある、まさに今、この瞬間にすべてを終わらせてしまいたい。

終わらせてしまえば、不幸になってしまう自分を経験しなくてすむだろうから。

 

一瞬にして、そういった想いが心の奥底から沸き起こってくるのです。

 

 

2、衝動的に破壊的な行動を起こしてしまう人たち

 

こういう心理が一瞬にして、しかも、衝動的に起こってしまうのです。

こうした事例に対して、心理学や精神医学では、「境界性人格障害」とか「ボーダーライン」とか言われます。

 

まったく常識では理解できない世界なのです。

こうした人たちが、非常に増えているようです。

 

いや、もともと昔からこうした人たちはいたのでしょう。

けれども、医学や心理学の世界では、表面には浮かび上がってこなかっただけなのでしょう。

 

3、不幸な前世の転生者

1、フロイトの理論では説明できない

 

さて、これまでみてきましたように、あまりにも〈異常〉としか言えない言動や精神状態になるのは、育てられた環境とか教育とかでは説明できないものです。

このことについて、精神分析の創始者フロイトは、次のように述べています。

『かれら自身、「完全な幸福や喜びなんて、この世で、自分にはあり得ない」という妙な陣年めいたものを、自分でもはっきり気づかないかたちで持ってしまっていることが多い。

その深層意識を掘り下げていくと、この種のひとびとは、「自分にはなにかそんな運命の力がはたらいていて、自分は不幸な人間であり、自分の人生はそういうものなのだ」と漠然と信じている。そればかりではなく、なにか幸福が近づくと、知らず知らずのうちに帰って不安になってしまって、自分が自分で無くなってしまうような恐れにさえ襲われるのである。それで、無意識のうちに自己破壊の行動を起こしてしまうのである。』(S・フロイト『自我論』日本教文社)

しかしでは、なぜ彼らは、こうした自己破壊的な無意識を持つようになったのでしょうか?

フロイト理論ではそれは十分に説明されないのです。

 

〈ジークムント・フロイト〉

 

2、悲惨な前世が、〈今〉を作っている

 

実はこうした場合は、不幸な前世の記憶が考えられます。

 

不幸な転生者のほとんどは、前世で、横変死(自殺、他殺、事故死)している人が多いようです。

先に述べましたように、その死の刹那の、苦しみ、悲しみ、憎しみ、後悔といった強い想いが、こころの奥底に刻み込まれたまま、生まれ変わって(輪廻転生した)きたのです。

そうした強いマイナスの念(心の力)によって、輪廻転生してきているわけです。

 

ですので、こうした人は、自分が幸福な人間であるなどという気持ちを、深層意識に持つはずがないのです。

 

 

そうしたマイナスの強い想いが、他者に向かった場合、一例目にあげた子どものように「殺す」といった他害的な言動となります。

自分に向かった場合には、自己破壊的な言動を取ってしまい自殺の危険性が高まる、ということですね。

 

3、不幸な前世の輪廻転生者の特徴

 

では、こうした人の特徴は、どのようなものでしょうか。

ここでは、『君は誰の輪廻転生(うまれかわり)か』(桐山靖雄著)より引用しておきます。

 

『わたくしが“極端に運の悪い人は、転生を疑え”と言うのは、二つの理由があるのである。

  1. 外面的には、非常に不幸・不運であった前生者の「運命の反復」をするからである。
  2. 内面的には、「自己破壊の精神形態」を持つからである。

この二つによって、転生者、再生者は、極端に運が悪くなるのである。』

 

このように、不幸な運命をたどった人の生まれ変わりには特徴があるのですね。

みなさんご自身や、身近な人の中に、思い当たる人はいないでしょうか?

 

今回は、常識では考えられないような〈異常な〉言動が、どこからきたものか、についてのお話でした。

この記事が、みなさまのより深い人間洞察の一助となりましたら幸いです。

 


君は誰れの輪廻転生(うまれかわり)か

4、まとめ

 

  • 大の大人でもはね返してでしまうような迫力で、すごみの表情と語調で、「殺すよ」と言う小さな子供
  • 幸福が近づくと、決まって人格が変貌したかのように、衝動的に破壊的な行動を起こしてしまう女性
  • その死の刹那の、苦しみ、悲しみ、憎しみ、後悔といった強い想いが、こころの奥底に刻み込まれたまま、生まれ変わって(輪廻転生した)くる
  • マイナスの強い想いが、他者に向かった場合、他害的な言動となる
  • 自分に向かった場合には、自己破壊的な言動を取ってしまい〈自殺の危険性〉が高まる

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